4週にわたってお届けしてきたビジュアル撮影レポート最終回は、セシル丸役 横井翔二郎さんが登場。撮影終了後に敢行したインタビューも必見です。
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横井さんは、この『天下無敵の忍び道』が、メインキャストとして出演する初の舞台になるとのことで、スタジオ入りしたその表情はどこか緊張気味の様子。
セシル丸は、2つの刀を自在に操る「二刀流」。納刀時は背中に刀を背負うようなスタイルになるため、衣裳とのバランスをしっかり調整してから撮影に臨みます。セッティングの間、スタッフの邪魔にならないようにと、じっと待機する横井さん。
今回、音也衛門とセシル丸が属する謝意忍具流の衣裳は、迷彩柄がポイントになっていて、忍び装束全体にアクセントになるように配置されています。セシル丸の衣裳は、フードの形も特徴的。横井さんの顔と頭がすっぽりとおさまってしまうくらいのボリューム感が、衣裳のスタイリッシュさをより際立たせています。
テキスタイルから細部のディテールにいたるまで作りこまれた精巧な衣裳の数々は、さまざまな舞台作品など第一線で活躍されている西原梨恵さんのデザインによるもの。今作の見所のひとつとなっていますので、ぜひ劇場でご覧ください。
撮影は、キービジュアルに使用する全身カットからスタート。軸足を使って体を回転させ、正面を向いた瞬間をとらえるべく、何度もその場で回転を繰り返します。
撮影を重ねるうちに、いつの間にか緊張も解けた様子で、徐々に凛々しい表情が引き出されていきます。カメラを鋭く見据える横井さんの表情は、とてもこれがほぼ初めての撮影とは思えないほど。
その後、表情にクローズアップしたカットや、刀を使ったカットも撮影。
刀を扱うのも初めてということで、小道具の羽鳥健一さんからもレクチャーを受けつつ、2つの刀を見栄えよく見せるために、構え方を模索していました。
たくさんのカットを撮影しこの日は終了。拍手に包まれるスタジオ内に、横井さんの笑顔もこぼれていました。稽古開始までに、よりセシル丸への理解を深めるため、体力づくりや役づくりなどを頑張りたいと話していた横井さん。本番での活躍にも注目です。
- 撮影終了後の横井翔二郎さんにインタビュー
――『天下無敵の忍び道』に出演が決まった心境をお聞かせください。
横井:今回初めて本格的に舞台に挑戦させていただくことになり、ただひたすらにビックリしています。これまで何度かオーディションを受けてはいたんですが、向いていないというか、僕には縁のない世界なんだと思っていましたから……。だけどなぜだか、いざセシル丸役に決まった今は、そんな気持ちがもとからなかったように感じられるんです。プレッシャーもありますが同時にとても楽しみなので、期待に応えられるように頑張りたいと思います。
――メイクや衣裳を身につけての感想を教えてください。
横井:こんなに素敵な衣裳を作っていただけて、スタッフの方たちのお力の大きさを感じています。セシル丸は二刀流なんですが、僕は刀の扱いが初心者なので撮影も苦労しました。でも、その甲斐あって素晴らしい写真になったんじゃないかなと感じています。
――公演に向けての意気込みをお願いします。
横井:なにもかもすべてが初挑戦になりますが、だからこそ自分の限界を考えないで振り切って演じられるのではないかなと思います。セシル丸を演じるのは、とてもハードルが高いことだと思いますが、みなさんに満足していただける作品になるように、全身全霊をかけて挑む覚悟です。よろしくお願いします!
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『天下無敵の忍び道』チケットの第2次先行抽選販売申し込みは、イープラスにて4月21日(金)10:00から開始予定です。お申し込み忘れのないよう、お気をつけください。
4週にわたり、レポート記事をご覧いただきまして、ありがとうございました。
今後もこの「劇団シャイニング」公式ブログでは、ここでしか読めない情報を更新していきますので、どうぞお楽しみに。
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